更新日時
2025/9/27 07:13
公開日時
2025/9/27 06:31
半個室での集中作業、時には共有スペースで会話しながら。
そして気分転換に立ち寄れるかんたん港園、シェア本棚に並ぶ“誰かのおすすめ本”との出会いや交流——。多様な人が集い、それぞれの挑戦を後押しする場所「ゼロイチビレッジ」。
今回は、オープン当初からの利用者であり、今年の9月に独立した国仲ワタルさんにお話を伺いました。

碇谷:いつもゼロイチビレッジをご利用ありがとうございます。国仲さんはゼロイチビレッジのオープン当初から来てくださっていますよね。
こちらこそいつも利用させていただき、ありがとうございます。かなり長い間使ってます。オープンした日の1か月後には利用していました。
碇谷:当時は無人運営で準備中のことも多かったので、最初にお客様として来ていただいた時はとても嬉しかったです。ところで、国仲さんは沖縄ご出身ですよね。
そうなんです。大学進学を機に2019年に鹿児島へ移住しました。大学院まで含めるとまるまる6年間鹿児島で過ごしました。その後、就職した会社がたまたま大分に本社があったため転居し、大分在住歴は今年で9〜10年目です。
碇谷:僕が北海道出身なので日本の端と端の二人です。それはさておき、大学やお仕事のことももっと聞いていいですか。
大学では熱帯林の分野を専攻していました。今ではその知識も薄れてしまったのですが、当時は生態学を学び、サンプルを大量に採取する必要がありまして。その際、統計解析でプログラミングを書かざるを得なくなり、それがきっかけでITの世界に興味を持ちました。
実は、就活の時はエンジニアとして応募していたのですが、会社の方針として強い要望があり、営業や顧客サポートの仕事を担当していました。
行政向けシステムの納品・サポートに携わり、税務課支援チームで住宅や土地の固定資産税評価をサポートする、専門性の高い業務も担当しました。そこで不動産分野への関心が高まり、「業界そのものを経験してみたい」と思い切って転職しました。
ITで約6年、不動産で約2年経験した後、現場で「ITに詳しい」という理由から不動産の会社でWeb広告も任され、Web領域への関心がさらに深まりました。そしてHTMLやCSSを独学し、転職のご縁で、Webサイト制作・ディレクション・保守サポートを行う会社に入社しました。それからちょうど丸2年が経ち、今に至ります。

碇谷:今後フリーランスとしても活きる経験が多いですね!ゼロイチビレッジはどう知って、実際に利用開始した理由を教えてください。
偶然、近くを通りかかって見つけました。決め手は「家から近い」ことです。距離が近いと心理的にもぐっと使いやすくなります。近隣の方にはぜひおすすめしたいですね。同じ空間で働き、休憩中に雑談したり、利用者同士で交流できるのが心地よいです。
また、運営者がどういう方なのか知りたくて調べると、碇谷さんがマーケティング分野で活動されていると分かりました。自分もWeb系の仕事の中で運用やマーケティングに関心が高まっており、「自分はそちらに進みたいのかもしれない」という気持ちも、利用の大きな理由になりました。
碇谷:僕にも興味を持ってくださっていたのですね。嬉しいです。ありがとうございます。ゼロイチビレッジで出会う人たちには、どんな印象がありますか。
会社員時代に仕事で会っていた人たちと、ゼロイチビレッジで出会う人たちは全く異なる属性だと感じました。フリーランスの方や、本業以外でも精力的に活動されている方がこんなにもいるのかと驚きました。以前の会社では副業が禁止されており、業務外の時間に何かをしている人が周囲にいませんでした。しかし、よく考えたら家と職場の往復ばかりでは新しい人に出会えるはずがないと気づきまして。昨年からイベントに参加するようになり、その頃にはすでに独立を意識していました。
外に出てみると、自分が見据えているその先のステージにいる人々、例えば私のように独立して事業を軌道に乗せている人や、自分より年上でも新しく何かを始めようとしている人たちと出会い、大きな刺激を受けています。これまで出会えなかった人々と交流することで、自分の考え方の視野が広がったと感じています。

↑ゼロイチビレッジで初めてのイベント開催となったクリエイター交流会のときの様子。国仲さんもご参加いただきました!
碇谷:実際に独立を決意された理由はなんでしょうか?
「決められた時間いれば給料がもらえる」というマインドになっていた自分に焦りがあり、「このままではいけない」と思いました。仕事は誰かの役に立ち、その対価をいただくもの。自分がやりたいことを楽しみ、そして「誰と」「何をするか」を自分でコントロールしたい。そう考え、今年9月に独立しました。
この決断が早まったのは、ゼロイチビレッジで、これまでと違う世界観を持つ人たちに出会えたことが大きいです。もしこの場所がなければ、ここまで早く踏み出せなかったと思います。また、一緒に働いてきた方々に「こういう働き方もある」という背中を見せたい気持ちもあります。家に招くより、「こういう場所でちゃんと活動している」という姿を示すことができるので、もう一つの居場所がもらえたような気持ちです。
碇谷:良いですね。今会社員の方でも、副業だったり、異業種転職、独立など、様々な形でチャレンジの選択肢があることを、この場所を通じて知ってもらえると嬉しいなと思ってます。その意味でも、いろんな方に関わってもらえる運営を目指しています。取り組みの一つとして、シェア図書館を併設しているのですが、国仲さんはシェア本棚オーナーさんにもなっていただいてますよね。
シェア本棚に自分の本を置いて発信や活動する方々と実際にお会いして、独特の世界観を持っていると感じます。私もイベント開催や専門分野の発信を通じ、つながりやスキルの幅が広がるきっかけにもなります。今は一利用者ではありますが、碇谷さんや他の利用者さんから「国仲さんならできる」と背中を押してもらい、勇気をもらいました。誰かの役に立てる発信があるなら、今後ゼロイチビレッジを知る方々にとっても“Win-Win”の関係になれるように、自分の経験やこれからやりたいことを積極的に発信していきたいです。
※シェア本棚オーナー制について:https://01village.jp/blogs/20250408
※国仲さんのご活動内容がわかるホームページ:https://92webcreate.com/

碇谷:国仲さんならではの発信、ぜひご一緒したいです。国仲さんのご経験を活かしてWebライター交流会も面白そうです。最後になります。これから利用する方へ、おすすめの使い方はありますか。
他のコワーキングスペースを多く見ているわけではありませんが、ゼロイチビレッジはとても柔軟に利用できる場所だと感じています。まずは気軽に足を運び、積極的に関わってみてほしいです。私自身もパートナープランで“いつでも利用できる”立場だからこそ、利用者に寄り添う役割をお手伝いしたいです。Slackのオンラインコミュニティにも参加していますが、皆さんがそれぞれ発信し、関わり合うことで「みんなで作るスペース」としてどんどん活発になっているので、ぜひゼロイチビレッジが提供してくださっている仕組みを活用して欲しいです。
碇谷:本日はありがとうございました。伺ったお話を励みに、より良い場づくりを進めていきます!
今後も、ゼロイチビレッジで活動されている皆さんの声をお届けしていきます!
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この記事を書いた人
碇谷 堅樹 / Kenki Ikariya
ゼロイチビレッジの運営代表。場づくりとイベント企画、ローカル×ITの実践を発信しています。